ゾーイ・クラヴィッツ ローリング・ストーン誌インタビューの話…。

10月にゾーイのインタビュー記事が出て、このエントリーを途中まで書いてどうしようか迷っていたんですが、結局続きを書くことにしました。

まず、前のエントリーを読んでいない方の為に説明すると、私は、レニーの婚約話はニコール・キッドマンのでっち上げだと思っています。関連エントリーはこちらです。 

lennykravitzx.hatenablog.com



 

そして、こちらがそのインタビュー記事です。長いですが、レニーとリサ・ボネットにも話を聞いていてとても面白いので、ぜひ読んでみて欲しいと思います。 

www.rollingstone.com

 

その中で、ゾーイがかなり重要な証言をしているので、その部分を取り上げていきますね。 

Kravitz remembers Mick Jagger hanging around. Once she woke up to find Ashton Kutcher in her kitchen making omelets. A little later, Lenny was secretly engaged to Nicole Kidman, and sometimes Kidman would take Zoë to the movies. “She was nice, she was cool,” says Kravitz, still sounding unsure what to make of the whole thing. “But yeah . . . that happened.” (Now, of course, Kidman is her co-star on Big Little Lies. “It was funny to be on set with her,” Kravitz says. “Like, ‘Remember when you were engaged to my dad?’ ”)

 

(2003年頃に)ニコールが映画に連れて行ってくれたことを、ゾーイは「彼女はとてもいい人でクールだった」と言いつつも、「全てのことをどう判断していいのか解らない」と言っていたり、ニコールと"ビッグ・リトル・ライズ"で共演したことについても、「彼女と一緒にセットにいるのはとてもおかしかった」「私のお父さんと婚約してた時のことを覚えてる?って感じで」みたいなことを言っています……。

たぶん、ゾーイにしてみたら、「今考えてみると、私を映画に連れて行ってくれた時、ニコールは一体何を考えてたんだろう?」って感じなんじゃないかと思うんですよね。

「私のお父さんと婚約してた時のことを覚えてる?」っていうのも、「そんなこと、実際本当にあったっけ?(笑)」って意味で言っているようにも取れますよね。

もし私の推測が当たっているとしたら、そんな状況で撮影してたなんて、もの凄いストレスだっただろうと思います。 

ゾーイ・クラヴィッツ、きついマッサージが必要不可欠|Big Celeb/ビッグセレブ

 

 

When Kravitz was 11, Lenny floated the idea of her coming to live with him for a while. “I think it was really hard for my mom,” she says. “But it was also important to her that I knew him, because she and her father aren’t close at all.” So Kravitz moved across the country to Miami, where Lenny was living at the time. “That was a massive change,” she says. “Going from this really quiet house in Topanga, just me and my mom, to my dad’s life, which was very busy — lots of people, lots of assistants.” 

 

それから、ゾーイが11歳の時、レニーとマイアミで一緒に暮らすことになった話もしているんですが、私はこの話はとても重要だと思っています。有名人として騒がれることに嫌気がさして静かに暮らしていたリサの元から、常に大勢の友人やスタッフが家に出入りしているレニーの元で暮らすことになって、環境が大きく変わったと言っているんですよ。

ある朝、アシュトン・カッチャーがなぜかキッチンでオムレツを作っていた話は、日本語でも記事が出ています。

dramanavi.net

 

ここで不思議に思うのは、"当時から今まで、「実は、レニーとニコールはレニーのマイアミの家で同棲していた」って証言をした人は、私が調べた限りでは誰もいない"ってことです。もし本当に、(たった数ヶ月でも)一緒に暮らしていたなら、大勢の目撃者がいたはずで、そのうちの何人かがポロッと洩らしていてもおかしくないと思うんですけど……。

「2人とも公式には認めていなかったから、みんな秘密を守って黙っていた」だけなら、そろそろ証言者が現れてもいいはずだと思うんですが、未だに出て来てないんですよね。おかしいと思いませんか? 

 

これは私の推測ですが、そもそもニコールがレニーに近付こうとしたのは、レニーがペネロペ・クルスと友達だったからなんじゃないかと思っています。今まではっきり言うのは避けてきましたが、たぶんニコールは、レニーを簡単に丸め込んで自分の味方にできるだろうと思っていたのに、レニーを上手くコントロールすることができず、逆に弱味を握られてしまったから、陥れて黙らせてやろうと考えたんじゃないかと思うんですよね……。

そうでもなければ、ニコールがここまでレニーに執着している理由が理解できないですよね? おそらくニコールは、「レニーが何か言うんじゃないか、陰でみんなに秘密をバラしているんじゃないか」と恐れているんだろうと私は思っています。

おそらくニコールは、ペネロペへの復讐心をごまかす為に、レニーとは恋愛関係だったということにしておきたかったんでしょうね。だから、レニーと会う約束をしてパパラッチを呼んで写真を撮らせて、交際の噂を立てておいて、更に、レニーが他の女性と浮気をしたせいで2人の関係が終わったように見せかけようとしたんじゃないかと思います。

一旦は、レニーを追い詰めて黙らせることに成功したように見えたのに、ゾーイが女優として活動を始めたばかりか、レニーまでも俳優の仕事をやり始めたので、ニコールはまた「何とかレニーを黙らせなきゃ」と焦ったのかもしれません。端から見ていると、そんなことしたら逆効果なんじゃないの?と思うようなことばかりしていますが、ニコールとしては、それがいい方法だと信じてやっているんでしょうね……。

 

japan.techinsight.jp

ちなみに、ニコールはIQが高いことで有名ですが、頭の良さが祟って、かえって余計なことをしてしまうのかもしれませんね……。

 

それから、レニーが前回ジミー・ファロンの番組にゲストで出た時に、気になることを言っていたんですよね。


Lenny Kravitz Reacts to His Giant Scarf Meme

なんと2人は、同じ学校に通っていたことがあるそうです。調べてみたら、ジミーはニューヨーク生まれだということなので、小学校か中学校で一緒だったんでしょうね。ずっと連絡を取り合っていた大親友というわけではなさそうですが、思っていたよりも仲がいいみたいです。

もしかして、ニコールがジミーに近付こうとしたのは、ジミーに興味があったからではなく、レニーと仲が良かったからだったんでしょうかね……?  それに、ジミーがニコールにそっけない態度を取ったのは、何らかの事情を知っていたからなんですかね? もしそうだとしたら、ニコールがわざわざジミーの番組でその話をしたのは、「余計なこと言うなよ」という脅しだったのかもしれません……。

 

 

 

ちなみに、ゾーイは名前は明かしませんでしたが、19か20歳の時に出演した映画の撮影中、監督からセクシャル・ハラスメントを受けた話もしています。

She also says she’s been sexually harassed on set. “I won’t name names, because I don’t want to ruin anyone’s life,” she says. “But I definitely worked with a director who made me very uncomfortable. I was young — maybe 19 or 20 — and we were on location, staying at the same hotel. And it was full-on: ‘Can I come inside your room?’ Just totally inappropriate. And then he’d do things like come to the makeup trailer and touch my hair. Or say, ‘Let me see your costume — turn around?’ It’s just never OK for someone to do that. Especially when they’re in a position of power.”

「ホテルの部屋に行ってもいいか?」と聞かれたり、メイク用のトレーラーに来て、髪の毛を触られたり、「衣装を着て、回ってみせてくれ」と言われたりして、かなり気まずい思いをしたそうです。

ゾーイはその監督が誰だったのか話す気は無いみたいですが、19か20歳の時に出演した映画は数本しかないので、すぐにバレそうですけどね……。

 

 

www.instagram.com

 

 

それから、こちらの記事に誤訳がありますね……。

rollingstonejapan.com

 

www.rollingstone.com

 

“The boa is actually my grandmother’s — my dad’s mom’s,” she says. (Is it the same boa from his album cover? “Different boa,” she says. “We like our boas.”) 

 

「あの蛇は私のおばあちゃん――父方のおばあちゃんが飼ってる蛇なの」とクラヴィッツ(お父さんのアルバムカバーに映っていたのと同じ蛇? と尋ねたところ、「別物よ。うちの蛇のほうがカワイイわ」とのこと)。

この部分の"boa"を"蛇"と訳していますが、これは"毛皮/ファー"の意味です。日本語でも"ボア"って言いますよね? "お父さんのアルバムカバー"というのは、おそらく"Mama Said"のことだろうと思いますが、いずれにしても、蛇が映っているアルバムカバーは無いですからね。

 

でも、私は別に、誤訳をあげつらいたくてこんなことを書いているわけではありません。私が本当に言いたいのは、「誤訳ってどうしても起こるものだから、書いてあることを全部真に受けない方がいい」ってことです。

それに、私が誤訳を指摘できるのは、レニーについては翻訳者の方よりずっと詳しいからです。ペラペラにはほど遠い私の英語力なんて、翻訳者の方の足元にも及ばないですよ。要するに、翻訳って「英語ができる」だけではできない仕事で、幅広い知識が必要なんですよね。そのことを、受け取る側もちゃんと理解しておいた方がいいと私は思います。

私が批判したいのは、むしろ編集の方達です。全部翻訳者の方に丸投げして、細かいファスト・チェックはほとんどしていないんだろうと思うんですよね。今回の件に関しては、ジャケット写真をちゃんとチェックしていれば誤訳は防げたわけですからね。

 

ゴシップサイトはもっと酷くて、単純な誤訳どころか、元記事には書かれていないことまで書いているものが多いので、本当に真に受けない方がいいですよ。ライターの方が自分の意見や見解を書く場合は、ちゃんと解るようにしないといけないですよね。面白おかしく話を盛って、更に自分の勝手な思い込みまで書いている酷い記事も少なくないですからね……。

それに、本国で訂正記事が出ても、日本で有名な大物でもない限り、訂正記事もその後のフォロー記事も出ないし、誤報が削除されることもないし、本当にいいかげんなので……。 

 

とにかく、海外の記事は、ゴシップに限らず、ニュースなどでも全文を翻訳しているものは少ないので、それを頭に置いて読んだ方がいいと思います。

 

 

lennykravitzx.hatenablog.com

 

 


Lenny Kravitz performs in a loincloth March 1992 spring break