ニコール・キッドマンとウォーレン・ベイティの間に何があったのか?

性悪ニコール・キッドマンウォーレン・ベイティの間に、何かあったようです。

YouTubeに、性悪ニコールの60ミニッツ・オーストラリアのインタビュー(1989年)が上がっていたので見てみたんですが、その中で、「ウォーレン・ベイティからアドバイスをもらった」と言っていたんですよ(8:25辺りから)。

 

※性悪ニコールが、都合の悪い部分を削除するように命じた為、現在は見られなくなっています。

lennykravitzx.hatenablog.com

 

 


www.youtube.com

 

性悪ニコールが、司会のマイク・マンローに「ウォーレン・ベイティのことを話して」と言われ、最初は「……何ですって?」と言って答えようとしなかったんですが、マンローに「ウォーレン・ベイティと知り合いなんだって?」と言われると、ごまかせないと悟ったのか、しぶしぶ認めています。

マ「テリー・ヘイズ(水色のシャツの男性)から聞いたよ」

ニ「テリーを殺してやる(苦笑)」

マ「ウォーレン・ベイティが君にもの凄く興味を持ったって聞いたよ」 

ニ「テリーって本当に口が軽い……(苦笑)」 

というやり取りの後、マンローがウォーレン・ベイティとの間に何があったのか問い詰めようとしてきたので、性悪ニコールは急に真顔になって、「ウォーレンは素晴らしいアドバイスを与えてくれた」と答えて質問を遮ろうとしたのかと思ったら、なぜか「彼に私の家で一緒に暮そうって言われた、もちろん冗談だけど(笑)」とか言ってしまって(黙っていればいいのに、調子に乗ってつい余計なことを言ってしまうのは昔からなんですね……)、またマンローに突っ込まれそうになるものの、結局ただの冗談だとかわしています。

 

 

 

それで、調べてみたところ、このバズフィードの記事(2017年)を見つけました(かなり長い、今までの経歴を振り返っているような記事で、興味深いことが色々書かれています)。

www.buzzfeednews.com

 

Profiles, interviews, and reviews all note her skill — “capable onscreen of any emotion the director calls for,” as the Herald put it — but they were most obsessed with the hotness, as it were, of the property. Noyce chose her for the role because she had “that purity, a beauty and sexuality and innocence and vulnerability.” The Sun Herald described her as “too feminine to be a schoolgirl, too gangly to be a woman and, oblivious of the brief mini she had on, she sat with her legs crossed the man’s way: right ankle on left knee.” Or, as the (male) writer, Dorian Wild, continued, “Look at her, with those awesomely long legs, and you have some idea what was going through Nabokov’s mind when he sat down to write Lolita: a perfect oval face, the chin proud and defiant and the look in those pale blue eyes that says she won’t be dominated. Not her spirit, anyway.”

The author attempts to get Kidman to talk about her previous boyfriends — including Tom Burlinson, of Man From Snowy River — but she refuses. “I don’t talk about that,” she says, before he raises the question of whether Warren Beatty “fancied her so much that he wanted to move in.” “Ah, the famous question,” she replied. “Sure, I met Warren Beatty. He was very nice to me and gave me some good advice.”

 

その中で、性悪ニコールがサン・ヘラルドのインタビュー(いつ頃のものかは不明ですが、おそらく、60ミニッツ・オーストラリアのインタビューが放送された直後だと思われます)で、「ウォーレン・ベイティがニコールに夢中になって、アメリカに引っ越して来て欲しいと望んだ」という話について聞かれて、「確かに、私はウォーレン・ベイティに会いました。彼は私に優しくしてくれて、いくつかの良いアドバイスを与えてくれたんです」と答えていたことが書かれています。

 

 

 

そして、こちらのウォーレン・ベイティについてのエルの記事(2016年)に、興味深いことが書かれていました。 

www.elle.com

 

When I interviewed Nicole Kidman in 2008, she recounted coming to America for the first time and meeting Beatty for the role of Tess Trueheart in Dick Tracy. "He said, 'No, you're too young for Dick Tracy,'" Kidman said. "'But I do have somebody you should meet.'" Beatty picked up the phone and called his friend Towne, who was writing Days of Thunder, starring Tom Cruise. The next thing Kidman knew, she was playing a brain surgeon opposite her future husband. "So Warren changed my life."

 

(この記事を書いた記者が、2008年に性悪ニコールにインタビューした時の話)

性悪ニコールが初めてアメリカに来たのは、映画“ディック・トレイシー”のテス・トゥルーハート役を得ようとベイティに会う為でしたが、ベイティに「この役をやるには君は若過ぎる」と言われてしまったそうです。

でもベイティは、友人の“デイズ・オブ・サンダー”の脚本を書いたロバート・タウンに電話をしてくれて、「気付いた時には、脳外科医を演じることになっていて、将来の夫と向かい合っていた」というような感じだったと。「ウォーレンは私の人生を変えてくれた」と彼女は言っていた、というようなことが書かれています。

 

……どうやら、トムが“デッド・カーム”を見たのは、ただの偶然などではなく、ウォーレン・ベイティがトムに見せるようにロバート・タウンに指示した為だったようですね……。

 

ここからは、私の推測になりますが、おそらくウォーレン・ベイティは、ただトムに“デッド・カーム”を見せろと言っただけではなくて、「相手役にいいんじゃないかと皆んなでニコールをほめまくれ」みたいな指示も出していたんでしょうね。そして、性悪ニコールには、「トムはカルト(サイエントロジー)にハマるような男だから、丸め込むのは簡単だ」とでも“アドバイス”していたのかもしれません。でも、ウォーレン・ベイティは、性悪ニコールがまさかここまで上手くやるとは考えていなかったんじゃないかとは思いますが……。 

 

それにしても、性悪ニコールは、どうしてウォーレン・ベイティと会うことができたんでしょうね? その頃すでに、ルパート・マードックと親しかった可能性もありますよね……。

 

 

 

YouTubeに、性悪ニコールがアーセニオ・ホールの番組にゲスト出演したビデオ(1990年)も上がっていました。「どうやって“デイズ・オブ・サンダー”のドクター役を得たのか?」という質問に答えています。(1:23辺りから)


www.youtube.com

 

もちろん、ウォーレン・ベイティについては一言も話していなくて、「私はオーストラリアにいて知らなかったんですが、トム・クルーズロバート・タウンが“デッド・カーム”を見て、私がその役にぴったりだと考えたようです」みたいなことをしれっと言ってるんですけど(笑)

 

 

 

それから、殺してやると言われたテリー・ヘイズについても調べてみました。

ja.m.wikipedia.org

en.wikipedia.org

 

経歴については、ウィキペディアよりもこちらの情報が正しいみたいですね。

lindenhof.sakura.ne.jp

 

テリー・ヘイズ

 『マッドマックス2』『マッドマックス/サンダードーム

 1951年、イギリスのブライトン生まれ。57年にオーストラリアに移住し、シドニー・モーニング・ヘラルドで実習を積む。21歳でヘラルド・グループの海外特派員としてニューヨークに赴任、ウォーターゲート事件やパティ・ハースト誘拐事件などトップニュースを多く扱った。帰国後はサン誌に移り、ニューヨーク時代の仲間とメルボルンに移した本拠から時事問題を扱った高視聴率の番組をプロデュース。

 そこで『マッドマックス』のノベライズを依頼され、『マッドマックス2』には脚本家として参加。3作目で共同脚本と製作を務めた。ケネディ・ミラー・プロでは10時間のTVシリーズ『退去』の製作・脚本を担当し、オーストラリアのTV界が生んだ最高のミニ・シリーズと絶賛される。同じチームで、『ボディライン』『カウラ突破』『囚われた女』の製作、脚本にも関わる。

 同社の映画では『君といた丘』『デッド・カーム/戦慄の航海』『ニコール・キッドマン恋愛天国』に脚本家、プロデューサーとして参加。ミラー作品以外では、『ペイバック』『バーティカル・リミット』『フロム・ヘル』の脚本も執筆。

 

テリー・ヘイズは、このような経緯で性悪ニコールと知り合い、同じくらいの時期にハリウッドに移ったようです。ところが、性悪ニコールがトムと離婚した頃から、仕事が上手くいかなくなったみたいなんですよ。これもただの偶然だと思いますか?

 

www.penguin.com.au

 

After moving to Los Angeles he worked as a screen-writer on major studio productions. His credits include Payback with Mel GibsonFrom Hell, starring Johnny Depp, and Vertical Limit with Chris O’Donnell. He has also done un-credited writing on a host of other movies including Reign of Fire,Cliffhanger and Flightplan, starring Jodie Foster.

 

“サラマンダー(2002)”と“フライトプラン(2005)”では、脚本に関わっていたのにクレジットされなかったらしいんですよ。これって、嫌がらせをされたとしか思えないんですけど……。

 

 

テリー・ヘイズがその間どうしていたのか解りませんが、2013年に小説家としてデビューしています。“I Am Pilgrim”が世界的なベストセラーになり(日本語訳も出版されています)、映画化が決定するものの、頓挫してしまったようです。

eiga.com

 

ちなみに、この記事には書かれていませんが、最初に予定されていた監督はマシュー・ヴォーンだったそうです。

ja.m.wikipedia.org


それから、“I Am Pilgrim”の続編、“The Year of the Locust”も出す予定だと言っていたのに、誰かにじゃまをされているのか、未だに出版されていないようです……。

en.wikipedia.org

 

 

性悪ニコールが、オフィシャルサイトで「長年の友人が本を出しました。ぜひ読んで下さい」みたいな感じでしれっと紹介していたのを発見してしまいました。本当に怖いんですけど(笑)

nicolekidmanofficial.com

 

 

 

マイク・マンローについても調べてみたところ、テレビの仕事を始める前は、マードックニューズ・コーポレーションで働いていたということが判明しました。性悪ニコールと親しいのかどうかは解りませんが……。

en.m.wikipedia.org

 

 

  

60ミニッツ・オーストラリアのビデオに、性悪ニコールが歌っている場面もありましたが、やっぱり“ムーラン・ルージュ”のサティーンは別人の吹き替えですよね(笑)

lennykravitzx.hatenablog.com

 

 

 

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