ニコール・キッドマン 映画“スキャンダル”の裏話 2
今日は、映画“スキャンダル(邦題:Bombshell)”の背景を解説した記事などをご紹介します。
“スキャンダル”は、アメリカではいまいち盛り上がってはいなかったんですが、こちらのレビューを読めばその理由が理解できると思います。私はもちろん見ていませんが(笑)、おそらく、ネタバレを気にするようなタイプの映画ではないだろうし、むしろ背景などを知っていた方が理解が深まるはずだと思うので、まだ見ていない方が読んでも大丈夫なんじゃないかと思いますよ。
※ニコール・キッドマンが、ルパート・マードックと親しいことが判明しました。いまいち盛り上がっていなかった1番の理由はこれでしょうね……。
メーガン・ケリーとグレッチェン・カールソンの問題については、日本語でもいくつか記事が出ています。
アメリカのメディアについては、こちらを参考にして下さい。
欧米メディアの思想をタイプ分けdogearmemo.wordpress.com
米国のニュース番組、どれ見るべき?dogearmemo.wordpress.com
続きはこちらです。
ハリウッドの映画やドラマにリベラルな作品が多いからといって、ハリウッド自体がリベラルなわけではないんですよね。作品を作っている人達はリベラル寄りな考えの人が多いんですが、ハリウッドを仕切っている上層部の人達はかなり保守的な考えの人が多く、実際のところ、男尊女卑・同性愛嫌悪・白人至上主義的な世界なんですよ。だから、ハーヴィー・ワインスティーンのような人間がずっと守られていたわけです。
2年前のものですが、こちらのエントリーでハリウッドのセクハラ・パワハラ関係の記事を色々紹介しています。
実はニコールも、2017年に、トランプ擁護とも取れるような発言をして騒ぎになったことがあったんですよ。本人も政治的な発言は避けていることを認めていて、作品や役選びでリベラルっぽいイメージ作りをしていますが、実際リベラルなのか保守なのかは不明なんですよね。
もしかしたら、ニコールが政治的な発言を避けている理由のひとつには、2人共オーストラリア出身とはいえ、白人のカントリー・ミュージシャンであるキース・アーバンと結婚してナッシュビルに住んでいる(ナッシュビル自体は、民主党が強いところですが)、ということもあるのかもしれません。
カントリー・ミュージシャンやそのファンが、みんな共和党支持の白人至上主義者というわけではありませんが、そういう人が多いのは事実ですからね。レニーが、ナッシュビルで毎年開催されているカントリー・ミュージックのアワード/フェスに招待されて大変な目にあったことは、こちらのエントリーに書いてあります。
更に、「そのCMAアワード/フェスにレニーを誘い出したのは、ニコールなのではないか?」と、私は疑っているわけなんですが……。